オーストラリアは広大な景色とともにバイク文化が息づく国です。一人でツーリングに挑戦したい、異国のバイク事情を知りたい、そんな方にとって魅力的なポイントがたくさんあります。
維持費が高い?オーストラリアのバイク事情
オーストラリアでバイクを所有するには、車と同様に維持費が高額です。
車検は毎年更新が必要で、費用も安くありません。そのため、小型バイクでも年間の維持費が大きく、移動手段というよりは趣味として楽しむ人が多いのが特徴です。
大型バイクの維持費は車に匹敵します。その結果、日常の移動には車を選ぶ人が多いのが現状です。一方で、レンタルバイクの選択肢が豊富で、旅行者や趣味でバイクを楽しむ人々が気軽にツーリングを楽しむための環境が整っています。
趣味としてのバイク文化
オーストラリアでは、バイクは趣味やアクティビティとして認識されています。アウトドアを楽しむためのオフロードバイクや、広大な自然を駆け抜けるためのアドベンチャーバイクが人気です。コロナ禍で三密を避ける手段としてバイクが注目された背景もありますが、他国とは異なり通勤よりもレジャー目的でバイクを購入する人が多いのも興味深いポイントです。
オフロードバイクは、広大な土地と自然環境を持つオーストラリアで需要が高い分野です。冒険心をくすぐる体験が可能で、ライダーたちは週末や休日にこぞって大自然の中へ走り出します。
レンタルバイクで気軽に楽しむツーリング
旅行者にとって嬉しいのは、オーストラリアがレンタルバイクのサービスを充実させている点です。バイクを海外から持ち込むのは手続きやコストの面で難しいため、現地で気軽にレンタルできるのは大きな魅力です。主要都市には数多くのレンタルショップがあり、ツーリング用のバイクや装備一式を借りることができます。
自分のバイクを持っていなくても、オーストラリアの美しい海沿いや広大なアウトバックを楽しむことが可能です。「グレートオーシャンロード」や「ブルーマウンテンズ」などのツーリングルートは、レンタルバイクでも十分満喫できます。
バイク免許の取り方と日本との違い
オーストラリアのバイク免許制度は、日本とは大きく異なります。オーストラリアでは、大型・中型・小型といった免許の区分がなく、取得した免許でどの排気量のバイクでも運転可能です。日本で中型免許を持っている人がオーストラリアで免許を切り替えると、大型バイクに乗れるというメリットもあります。
州ごとに免許取得の手続きが異なるため、渡航前に確認が必要ですが、初心者向けのライディングスクールも充実しており、安全に学べる環境が整っています。
一人旅でも安心!オーストラリアでのバイクの楽しみ方
広大な自然を背景にバイクを走らせる体験は、一人旅でも安心して楽しめます。オーストラリアは交通量が少なく、郊外では広々とした道が多いため、初心者でも走りやすい環境です。
また、ライダーコミュニティが活発で、現地のバイクイベントやツーリンググループに参加することで、孤独を感じることなく新しい出会いを楽しめるでしょう。